5日目その2 常磐線代行バスに乗り帰宅困難区域を通過★山から海まで東日本周遊の旅

その1へ

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9時23分 終点竜田に到着
竜田より北の区間は津波被害に原発事故の影響ももろに受けているため震災から4年たつが未だに運休中
福島第一原発に近い富岡~浪江間以外はここ3年以内に復旧するようだけど
逆に言えば富岡~浪江間は復旧の見込みが未だ立っていない
原発事故の収束自体どうなるか分からんし自分が生きているうちになんとかなるんだろうかねえ

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駅構内は2面3線だけど現在使用されているのは駅本屋から一番遠い3番線のみ
1番線と2番線の間は足場が組まれており通行スペースとなっていた

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駅舎内にはリアルタイムの空間線量の表示器が設置されていた
毎時0.173マイクロシーベルトと表示されている
国の基準が毎時0.23マイクロシーベルトなんで一応それは下回っていることになる
まあ国の基準が信用できる値なのかとかいろいろ議論はあるんだろうけど
アホな自分にはわかりません

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駅前にも計測器が設置されている
野外なので駅舎内よりも少し高い0.205マイクロシーベルトとなっていた

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駅前に停まっている常磐線代行バスに乗り南相馬を目指す


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9時35分 定刻に竜田駅を出発
代行バスは1日2往復しか設定されていない
夏休み中なので混むんだろうと思っていたけど窓側の座席が埋まるくらいの丁度いい乗り具合
運転席後ろの最前列をゲットできた

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草に埋もれる常磐線の線路
架線柱には蔓が絡み斜めに傾いていた

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9時50分ごろ 富岡町の中心部を通過
写真の立派な建物は福島第二原子力発電所エネルギー館
当然閉館中だ

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この先帰宅困難地域との看板が並ぶようになった

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帰宅困難地域とそうでない区域の境目を写そうとカメラを構えて待っていたけど
いつの間にかその困難地域に入ってしまったようだ
当たり前っちゃあ当たり前だけど放射線は目に見えるわけでもないので特に変わりのない郊外の風景が続く


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国道から分岐する道は小さな路地にまで柵が設置されており立ち入れないようになっている



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田畑は当然手入れされていないので一面草原のようになっていた

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比較的幅の広い道が分岐する交差点などには警官が立ち行きかう車に目を光らせていた
立哨中のほとんどの警察官がこの糞暑い中マスクをしている
特に被爆除けにもならんだろうし気休めのつもりかもしれんけど、外した方が絶対に楽だと思う
まあこの人たちもそういう見えない不安みたいなものと戦っているんだろうか
もしかしたら鉄道の乗務員とかと同じで自分らみたいな人間から顔を写されたくないとか、そういう理由でマスク姿なのかもしれない

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この地点の表示は5マイクロシーベルト弱
基準値の約20倍という結構高い値のようだ



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10時過ぎ 福島第一原発に最接近

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荒れ地の向こうには原発の煙突が見えた
正直これと言って変わった風景でもなく実感がわかないし
よそ者なので目に見えない恐怖すら感じることができなかった

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双葉町の住宅街を進む
この良く分かんないぐちゃっとしたものはもしかすると倒壊した建造物なのかも
それにしてもこの辺の住宅街は意外と状態が良く4年以上放置されているとは到底思えない
よく見ると瓦が破損してたり電柱には蔓が絡んでたりはするけどバス車内からなんとなく車窓を見る限り普通の住宅街のようにも思えた
当然路地にはバリケードが設置されているし人っ子一人いないけど異様な雰囲気と言ったものは感じられない
自分が鈍感なだけかね

その後高瀬スクリーニング場の脇を通過
テントのようなものが設置されていて数人の警察官か警備員が建っていたような記憶がある
観光バスではないんで当然写真を撮る間もなく通過した
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どうもその地点で帰宅困難地域を抜けたようだ
このあたりはコンビニが営業し信号も点灯している
代行バスもスクリーニング場に入りなんらかのチェックかなんかをするんだろうと思っていただけに少々拍子抜けした

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詳しい場所は覚えていないけど高瀬地区と原ノ町の間
バスの係員がこのあたりはまだ津波の爪あたりが残っているとマイクでアナウンスしたのでカメラを構えた
見ると遠くの方に畜舎らしき建造物の一部が転がっている


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国道沿いにも海側の壁がなくなった建物が放置されている
竜田~原ノ町間の国道6号を北上する代行バスから確認できた津波の痕跡はこれだけだった
帰宅困難地域内は復旧がほとんど進んでいないとテレビや報道などで目にしていたけど
少なくとも国道周辺のがれきの撤去はほぼ終了しているようだった


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10時50分の定刻より5分ほど遅れて原ノ町駅に到着
この先相馬駅までは孤立区間ながら電車が運転されている
車両検査の際にはトラックにでも載せて運んでいるんだろうか

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接続が悪く相馬行きの発車時刻まで1時間ほど時間が空いた
ということで駅周辺を散策することにする
この日は日差しは強くないものの糞暑く湿気も多い
ベットベトな空気で外に出ると汗が噴き出る
あまり体験したことが無いくらいの不快というか不愉快になるような陽気だった


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普通の住宅街の風景のようだけど畑には農地除染の昇り旗が立てられたりして
完全に普通な地域ではないんだなあと言うことを再認識させられる

原発…
どうなのかね

これだけの事故を起こした割に誰も責任を取ってないってのが日本らしい
事故の総括も責任も取らぬまま原発再稼働をやろうとすんのはどう考えてもおかしくないんかね
 それにしても原発に批判的な意見を目にすると「お前はサヨク!」だの「電気を使うな!」だの発狂する人が一定数おるようだけどなんであんな原発教みたいなのが湧くんだろうか
 鉄道会社に例えると、事故を起こした会社を叩いたら「じゃあお前はこれから鉄道を使うなよ!」というような滅茶苦茶な意見だとは思う
まあよく考えたら不祥事を連発しているJR北海道を批判するマスコミを叩いている鉄道ファンもいるようだし、まあいろんなものの見方があるのは当然か
別に政治批判のブログでもないしこれ以上書くのはめんどくさいし馬鹿を晒すのも嫌なんでもう書きません

 

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踏切から休止区間の線路を撮る
線路脇の樹木が架線柱を覆うほど成長している

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ただ路盤には草は生えておらず線路が錆びているものの廃線跡のように荒れてはいなかった
除草剤を撒いたり定期的に人の手が入っているんだろう
少なくともこのあたりは走らそうと思えば短期間に復旧できる位ほど状態は良いように感じた

続く
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